暑い極地。南極は平年より40℃、北極は30℃の気温差

2022年6月15日

暑い極地。南極は平年より40℃、北極は30℃の気温差

地球の極地では、南極の一部が平年より華氏70度(摂氏40度)以上、北極の地域が華氏50度(摂氏30度)以上高くなり、同時に異常な猛暑が続いています。

南極大陸の気象観測所は、秋が近づくにつれ、金曜日に記録を塗り替えました。

標高2マイル(3,234メートル)のコンコルディア観測所は華氏10度(摂氏-12.2度)で、これは平均より約華氏70度高く、さらに高いボストーク観測所は華氏0度(摂氏-17.7度)を超え、これまでの記録を約27度(摂氏15度)更新したと、異常気象記録管理者のマキシミリアン・エレーラ氏はツイートで伝えています。

沿岸部のテラ・ノヴァ基地は華氏44.6度(摂氏7度)と氷点下をはるかに超えていました。

コロラド州ボルダーの国立雪氷データセンターでは、北極の気温が平均より50度高く、北極周辺の地域は融点に近いか融け始めていることに注目していたので、これは驚きだったと、センターの氷科学者ウォルト・マイヤー氏は述べています。

「この2つは季節が逆なんです。北極と南極が同時に溶けることはない。」と、マイヤー氏は金曜日の夕方、AP通信に語りました。

「間違いなく異常な出来事です。かなり衝撃的です。」とマイヤー氏は付け加えました。

コロラド大学の氷科学者テッド・スカンボス氏は、南極大陸への遠征から最近戻ってきました。

ウィスコンシン大学の気象学者マシュー・ラザラ氏は、「このようなことが起こるのは、良い兆候ではない。」と述べました。

ラザラ氏は東南極のドームC-iiの気温をモニターしており、平年がマイナス華氏45度(摂氏マイナス43度)のところ、金曜日は華氏14度(摂氏マイナス10度)を記録しました。

「これは3月ではなく、1月に見られるべき気温です。1月はそこでは夏なのです。劇的なことだ。」

ラッザラ氏もマイヤー氏も、南極で起こったことは、おそらく単なるランダムな気象現象で、気候変動の兆候ではないと述べています。

しかし、もし同じことが繰り返し起こるなら、それは心配すべきことで、地球温暖化の一部かもしれない、と二人は言います。

この南極の暖気現象は、ワシントン・ポスト紙が最初に報じたものです。

米海洋大気庁の気象モデルを基にしたメイン大学の気候再解析装置によると、金曜日の南極大陸は全体として1979年から2000年の基準気温より約華氏8.6度(摂氏4.8度)暖かくなっていたとのことです。

すでに温暖化した平均値より8度も暖かくなるのは異常なことで、アメリカ全体が平年より8度暑くなったと思えばいいとマイヤー氏は言います。

同時に、金曜日には北極全体が1979年から2000年の平均より華氏6度(摂氏3.3度)暖かくなっていました。

一方、世界全体では1979年から2000年の平均を華氏1.1度(摂氏0.6℃)上回ったに過ぎない。世界全体では、1979年から2000年の平均は20世紀の平均より約半度(摂氏0.3度)暖かい。

南極の温暖化が実に奇妙なのは、南半球の大陸は、その脆弱な半島が急速に温暖化し氷が急速に減少していることを除けば、特に地球の他の部分と比較した場合、あまり温暖化していないことだとマイヤー氏は言います。

南極大陸の夏の海氷は、1979年まで遡って最低記録を更新し、2月下旬には741,000平方マイル(190万平方キロメートル)まで縮小したと、雪氷データセンターは報告しています。

マイヤー氏によれば、太平洋から暖かく湿った空気が南下し、「大きな大気の川」となったようだ。とのこと。

そして、地球の他の地域より2〜3倍の速さで温暖化し、気候変動の影響を受けやすいとされている北極では、大西洋の暖かい空気がグリーンランド沿岸を北上してきたのです。

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